駆除される害虫に黙祷をしています

黙祷

うちはちょっとした飲食店を開業して運営していることから、様々なメンテナンスを欠かさず行っています。そのメンテナンスの一つとして害虫駆除も含まれており、できるだけ半年に一回程度の頻度で行うようにしています。飲食店としてはゴキブリなどの不潔な虫が出てくると店のイメージが一気に下がってしまうこと、そして食中毒の原因になってしまうことなどの問題が起こりますので、この定期的な害虫駆除は必然的に行っておかなければならないものです。ですが、この害虫駆除をされる虫たちも、私たち飲食店の人間からしてみると不要な者達であるもののかけがえのない命でもあります。そんなことから、害虫駆除を依頼した時は、駆除される害虫に黙祷をするようにしています。

黙祷をするのは、害虫駆除が終わりましたと業者さんに言われてから10秒ほど。この時に、人の魂の鎮魂を祈るように、害虫達の魂の鎮魂を祈るようにしています。その時はできるだけ、害虫のためを思うとともに駆除される害虫の犠牲があるからこそ、私たちの店は運営を継続していけるのだという感謝の気持ちを込めていますので、それがある意味で私たちが害虫を駆除することについての償いの意味も含めていると言えるでしょう。
(参考:新築だからこそゴキブリの駆除は大切です

こんな害虫への黙祷を行っている人は、おそらく私くらいではないかと思います。それもそう、害虫は人から忌み嫌われているわけですから、そんな魂を鎮めることなんて意味がないという考えの人が多いからです。しかし、それでも魂は魂ですから、たとえ害虫でも駆除されるのであれば黙祷は必要であると思います。

飲食店という事業を継続する上で、いくつもの害虫の命が失われているわけですから、黙祷というこれぐらいの行為は行っておいて損はないと思います。それにこの黙祷を行うことによって、浮かばれる害虫の魂もあるかもしれませんので、これからも害虫駆除をする時は害虫達の黙祷を続けていくつもりです。