新築だからこそゴキブリの駆除は大切です

新築の家にゴキブリ

念願のマイホームが完成し、初めて見上げたときのことが忘れらない。空は青く澄み渡り、スカイブルーのキャンパスに描かれたような、森の木をイメージした緑の屋根に茶色の壁、そんな私たちだけの家。そんなに広くはないけれど、取り立てて凝ったところのないシンプルな家だけれども。

まだ1歳半だった長男を連れての引っ越しだったため、落ち着くまでにはしばらく時間がかかった。ようやく生活が安定したと感じたのは、引っ越して1週間経った頃だっただろうか。それまで台所が片付かず、コンビニ弁当や冷凍食品でしのいでいたので、その日は久しぶりに腕によりをかけてご飯を作ることにした。

その頃食事のときに長男を座らせていたのはテーブルにひっかけるタイプのチェアだった。そしてその頃がもっとも食べ散らかすときだったので、下には新聞紙を敷いていた。遊び食べをする長男の口に、得意料理であるヒジキの煮つけをせっせと運んでいたのだが…。
(参考:人間にとって害のある虫は害虫として駆除すべき

知らぬ間に長男が床に落としたヒジキが私の足の裏についてしまったようだった。私はせっせとヒジキを長男の口に運びながら、足についたヒジキを振り落とそうとした。だけどいくら足を振ってもヒジキはなかなか取れない。ダムダムと足を床に何度も打ち下ろしてみたけれど、それでもなかなか取れない。おかしいな、と思って足の裏を見ると、そこにはでかいヒジキ…ではなく、でっかいゴキブリがついているではないか!「ギャアアアアアアア☆▽×○★▲?●」と悲鳴をあげ、私はタイキックのごとく足を振り回した。すると足の裏についていたゴキブリが新築の美しいフローリングの上をスススーッと滑って行った(恐らくこの時点で死んでいたと思われる)。足の裏とはいえ、ヒジキとゴキブリ間違えるか、フツ―…。

新築だからこそ、ゴキブリの駆除は大切だと痛感した出来事だった。その後泣きながらケンケンでお風呂場に直行したことは言うまでもない。